あす5月31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」。今年も、日頃からタバコをやめたいと思っている人へ、読むだけでやめられる「禁煙セラピー」をおすすめしたい。
毎日40本から100本を吸い続けるチェーンスモーカーだった管理人を、長年吸い続けたタバコと完全に決別させた、喫煙に対する価値感を変えてくれる本。「禁煙」というキーワードだけで「自分には無理」とか「やりたくないことをさせられる」という気持ちになり、構えてしまう人が少なくないが、恐れずにこの本を開いてみて欲しい。多くの禁煙本にあるようなタバコの害を語る脅迫的なアプローチではなく、どうしてタバコを吸うのか、どうしておいしく感じるのか、どうしてやめられないのか、その秘密が納得の行く説明でやさしく語られている。なによりうれしいのは、この本はタバコを吸いながら読んでもいいという点。タバコは10月から値上げされるが、実は世界的にはまだまだ安く、これからどんどん値上がりすることは必至。できるだけ早いうちに「卒煙」してしまえばタバコ代や喫煙具代も浮くし、医療費や保険料的にも非常にお得。なにより寝起きの気分の良さや、完全禁煙の長距離フライトでも憂鬱な気持ちにならないのは、タバコをやめた人にしか味わえない喜びだ。 続きを読む