今日31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」。今年もたばこをやめたいと思っている人へ、読むだけでやめられる「禁煙セラピー」をおすすめしたい。思い立ったら今すぐ読めるKindle版もあるようだ。
毎日40本から100本を吸い続けるチェーンスモーカーだった管理人を、長年吸い続けたたばこと完全に決別させた、喫煙に対する価値感を変えてくれる本。「禁煙」という言葉だけでなにか押しつけられているような気持ちになり、構えてしまう人が少なくないが、むしろそんな人にこそ開いて欲しい。多くの禁煙本にあるような、たばこの害を語るばかりの脅迫的アプローチではなく、どうしてたばこを吸うのか、どうしておいしく感じるのか、どうしてやめられないのか、その秘密が納得の行く説明でやさしく語られている。なによりうれしいのは、この本はたばこを吸いながら読んでもいいところ。それなのに、本を読み終わる頃には喫煙に対する価値感が変わり、たばこを口にしたいとは思えなくなっているから不思議。たばこは2010年と今年にも値上げされたばかりだけど、それでも世界的にはまだまだ安く、これからも値上がりしていくことは必定。できるだけ早いうちに「卒煙」してしまえばたばこ代や喫煙具代も浮くし、医療費や保険料的にも非常にお得。、完全禁煙の長距離フライトでも憂鬱な気持ちにならず、なにより寝起きの気分の良さは、たばこを卒業した人にしか味わえない喜びだ。何年も何十年も止められなかった喫煙という忌まわしき習慣を、自分の理性だけでピタリと止められる感動を、是非味わってほしい。