今日31日はWHOが定めた「世界禁煙デー」。今年もたばこをやめたいと思っている人へ、読むだけでやめられる「禁煙セラピー」をおすすめしたい。
毎日40本から100本を吸い続けるチェーンスモーカーだった管理人を、長年吸い続けたたばこと完全に決別させた、喫煙に対する価値感を変えてくれる本。「禁煙」という言葉だけでなにか押しつけられているような気持ちになり、構えてしまう人が少なくないが、むしろそんな人にこそ開いて欲しい本。多くの禁煙本にあるようなたばこの害を語るばかり脅迫的なアプローチではなく、どうしてたばこを吸うのか、どうしておいしく感じるのか、どうしてやめられないのか、その秘密が納得の行く説明でやさしく語られている。なによりうれしいのは、この本はたばこを吸いながら読んでもいいところ。それなのに、本を読み終わる頃には喫煙に対する価値感が変わり、たばこを口にしたいとは思えなくなっているから不思議。たばこは昨年値上げされたばかりだけど、それでも世界的にはまだまだ安く、これからも値上がりしていくことは必定。できるだけ早いうちに「卒煙」してしまえばたばこ代や喫煙具代も浮くし、医療費や保険料的にも非常にお得。なにより寝起きの気分の良さや、完全禁煙の長距離フライトでも憂鬱な気持ちにならないのは、たばこを卒業した人にしか味わえない喜びだ。何年も何十年も止められなかった喫煙という忌まわしき習慣を、自分の理性だけでピタリと止められる感動を、是非味わってほしい。