アイ・オー・データ機器さんのYouTube再生対応ネットワークメディアプレーヤー、挑戦者 RockTubeをレビューする機会をいただいたのでご紹介。
RockTubeはアイ・オー・データのDIYブランド「挑戦者」で販売される、Web専売モデルのネットワークメディアプレーヤー。動画投稿サイト・YouTubeの動画を大画面(じゃなくてもいいけど)ハイビジョンテレビで楽しめるのが特長。
本体サイズはとてもコンパクト。ちょっとしたスペースに置けるので、置き場所に悩むことはないはず。ブルーレイディスクプレーヤーと並べてみてもこのとおり。 リモコンはありがちなカードリモコンではなく、しっかりと手になじむサイズ。テンキーや方向キー、再生・停止・早送り・巻き戻し・スキップキーなどを装備する。チャンネルキーなどもあるけど、テレビのチャンネルを操作できるわけではなくて、実は拡大・縮小キーになっているあたりはご愛敬。 起動直後の画面。左右キーで機能カテゴリーを、上下でサブメニューを選ぶ、どこかで見たような気がしないでもないユーザインタフェース。そのせいか悩むこともなく、マニュアルいらずで操作できるのはウレシイ。 YouTubeの再生はいちばん右側。決定キーを押すとサブメニューが現れる。 さらに決定キーを押すと文字入力画面に。リモコンのテンキーを利用して、携帯電話のカナ入力方式で文字を入力していく。 最近になってYouTubeが見られるブルーレイディスクプレーヤーなどが出てきてはいるものの、日本語フォントや辞書を搭載する必要があるためか、日本語でのキーワード検索ができる機器はほとんど見当たらない。ひらがな・カタカナの入力にはもちろん、日本語変換にも対応するというのは意外に重要なポイントなのだ。日本語を入力できないと、日本人なのに英語のタイトルが付いたコンテンツしか呼び出せないという間抜けなことになってしまう。 ちなみに最新ファームだとUSBキーボードを直接接続して入力することも可能。ワイヤレスキーボードなどがあれば是非繋いでおきたい。 キーワードを入れて決定ボタンを押すとヒットした動画の候補がサムネイル付きで表示される。星の数や再生回数も出るので同じ名前が並んだ場合でも容易に選択できる。最新のファームだと投稿者名も表示することが可能。 候補の中から見たいものを選んでさらに決定ボタンを押し、待つこと数秒。おもむろに再生が開始される。 HD動画としてアップロードされているものは最高画質で再生されるため、この「あぐかる」のようなWeb専用アニメでもHD動画なら、地上デジタル放送のオンエアレベルと変わらないクオリティで再生されるのに驚かされる。 早送りや巻き戻しもワンボタンで可能。ボタンを押下する回数によって2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍、128倍、256倍速と加速していき、長い動画でも見たい場所に簡単に飛べる。 USBメモリやUSBハードディスクへのビデオキャッシュ機能も搭載しており、再生時に途切れたりする心配なくお気に入り動画をいつでも快適に視聴可能。ちなみにUSB端子は前面・背面に装備されている。 最新ファームなら、気になるキーワードや条件をあらかじめ設定しておくことで、自動で定期的に動画をキャッシュする、自動キャッシュ機能を搭載。興味のある動画だけをしっかりチェック、おいしいところだけをサクサクとリビングのテレビで鑑賞できるのが便利。 YouTube以外にも家庭内LANのネットワーク接続HDDや、PCのネットワーク共有フォルダ、USB接続によるメディアファイルの再生にも対応しており、いわゆるネットワークメディアプレーヤーとして利用することもできる。 動画はPCのディスプレイでも見られるけど、やっぱりテレビのコントラストと発色の良さは魅力。大画面テレビに繋ぐことで大勢で楽しめるのも、人が集まった時にきっと重宝することだろう。もちろんリビングのテレビに大きくて無粋なPCを繋げておく必要もないのだ。 以上、ちょっと駆け足だったけど、管理人レビューで意外に知られていないネットワークメディアプレーヤー・RockTubeに興味を持ってもらえれば幸いだ。ちなみに本文中で「最新ファームなら」という断りを入れたが、これから出荷されるRockTubeにはすべて「最新ファーム」が適用されているので、何もしなくても最初から全機能が搭載されている。購入済の人でも簡単に最新機能入りのファームウェアにアップデートできるので、安心して買えるのも嬉しいポイントだ。 |